住者か地元住人か判別

厳密に言えば多摩ニュータウン地区ではないが、隣接地区として「桜ヶ丘」という地区がある(多摩市。最寄り駅は「聖蹟桜ヶ丘」)。確かに桜の木がたくさん植えられている丘の街区ではある。中心部は高台で、そこからの眺めはメルヘン的というか「ジブリ的」である。そう「耳をすませば」のモデルとなった場所なのだから滅蟑螂

そもそも多摩ニュータウンの開発自体がジブリの「平成狸合戦ぽんぽこ」そのもの。このアニメを見たとき、「ああ、こうして多摩ニュータウンができたんだ」としんみりしたものだ。ちなみに多摩ニュータウンで狸は見たことはなかった泰國置業

移住した軽井沢で、時々「かるいさわ」と発音する人と話をすることがあり、「ああ、この人は昔から住んでいる住民なのだな」とわかる。軽井沢は「なまり」がないので、「かるいさわ」と言わない限り、移がつかないのだ。

一度私も「かるいさわ」と発音してみたいと思うが、それじゃまるで詐称しているみたいで、なかなか言えない。

今でも旧軽井沢に行くと、すぐ観光客になってしまう私は、いつまでたってもお登りさんの「かるいざわ」なのである。

よくよく考えてみると、地名というものは、原初的には「地形」を表したものが多かったろうが、近代や現代では同時に住人たちの「歴史」や「未来」や「希望」も表すようになっている。「京都」は歴史を、「東京」は未来を、「若葉台」は希望を成立香港公司

私が今住んでいるのは追分(おいわけ)。「追分って名前かっこいいね」と人に言われることがある。実は私も「軽井沢」より「追分」のほうが好きだ。